コラム フードバンクと気軽さ
こんにちは、事務局の山内です。
このコラムでは活動の現場で起こった出来事から、事務局スタッフとして私が感じたこと、考えたことをご紹介します。フードバンク活動から見えてくる、「いま」を感じていただけると幸いです。
日本ではまだ食べられるにも関わらず、大量の食品が捨てられています。
その一方で、明日の食事に困っている方が日本にもいます。
私たちセカンドハーベスト名古屋(以下2HN)では、企業・個人から寄付いただいた食品を生活に困窮する個人や福祉団体へ届けるフードバンク活動を東海地方で行っています。
さて、突然とても個人的な意見ですが、「意外に、世の中いい人が多い」と活動を通じて感じています。
その理由は、食品を受け取った生活に困っている方からだけでなく、食品を寄付してくださった方からもお礼の言葉を言われるためです。
例えば、個人の方から
「食べ物を無駄にしなくてすみました。ありがとうございます!」
と言って食品を寄付していただく場合がよくあります。
また、企業の方から、
「私たちは、誰かに食べてもらうために作っています。」
「捨てることなく、食べてもらえる誰かに届けていただき、ありがとうございます!」
と言って食品を寄付していただく場合がしばしばあります。
これらの出来事から想像するに、きっと、意外に多くの人が「いいこと」をしたいと思っているのではないか?と思いました。
「いいこと」と聞くと非常にハードルが高く、取り組みにくいイメージがあるかもしれません。
でも、フードバンク活動は
「生活に困っている人を支えることは大変そうかも・・・でも、家で余っている食品を持ち寄ることは出来そう!」
と、気軽に参加できる活動でありたいと私は考えています。