愛知県主催「食品ロス削減シンポジウム」に出席しました
先日(11/19)、愛知県が主催する「ごみゼロ社会推進あいち県民大会・食品ロス削減シンポジウム」に、理事長の山内がパネルディスカッションでのパネラーの一人として出席しました。参加者は自治体、企業、福祉団体関係者や一般市民など約100名でした。
パネルディスカッションでは、食品関連企業各社から食品ロス削減に向けた取組紹介、大学教授からは経済学の視点から食品ロスを取り巻く社会の変化、愛知県担当者からは県としての取組み事例紹介、そして、2HNからはフードバンクの活動紹介を行いました。
日本で1年間に発生する食品ロスは646万トン(農林水産省平成27年度推計値)。
一方、全国のフードバンク団体が1年間で扱った食品は3,808トン(農林水産省平成28年度食品産業リサイクル状況等調査委託事報告書)。
食品ロスの99.9%が捨てられており、フードバンク団体が扱えているのはわずか0.1%未満。私たちフードバンク団体は食品ロス削減に、現時点では全く寄与できていません。
しかしながら、食べ物が持つ役割を果たす手段として優先すべきは、燃料や堆肥、飼料化よりも「人が食べること」です。
日本で生まれた「もったいない」という言葉には、「無駄」という意味だけではなく、自然やモノに対する「敬意」も表しています。
私たちは、人が生きていくためには欠かすことのできない「食」に敬意をもち、誰もが安全で栄養価のある食事を得られる社会を創ることを使命として活動して参ります。
<イベント概要>
■日時:11月19日(月)13:30~17:00
■場所:アンフォーレ ホール
■内容
第1部ごみゼロ社会推進あいち県民大会
・レジ袋削減取組優良店表彰
・環境トークショー 出演者 市川沙椰
第2部食品ロス削減シンポジウム
・基調講演
講師 株式会社3.11代表取締役 井出留美氏
演題 「食品ロスを減らすために私たちができること」
・パネルディスカッション~食品ロス削減に向けて~
コーディネーター 井出留美氏
パネリスト
愛知工業大学経営学部 教授 小林富雄氏
イオン株式会社 グループ環境・社会貢献部長 金丸治子氏
サンハウス食品株式会社 取締役 業務部長 三橋康市氏
株式会社名鉄レストラン 取締役 事業推進部長 竹内文男氏
愛知県環境部資源循環推進課 主幹 前田善明氏
セカンドハーベスト名古屋 理事長山内大輔
■案内文
「ごみゼロ社会推進あいち県民大会」では、モデルの市川紗椰さんによる環境に関するトークショーを行うとともに、レジ袋の削減に関して顕著な実績を収めている店舗(レジ袋削減取組優良店)に対して大村知事から表彰を行います。
また、「食品ロス削減シンポジウム」では、食品ロス問題の専門家である井出留美さんの講演、食品に関わる各分野のステークホルダー(有識者、食品製造業者、小売業者、飲食店、フードバンク及び行政)によるパネルディスカッションを行います。
イベントウェブサイトより抜粋