お知らせ

パートナー団体のご紹介:愛知PFS協会

セカンドハーベスト名古屋では、年間約200の福祉施設・団体などに食品をお届けしています。

障がい者支援施設、児童養護施設、ホームレス支援団体、子ども食堂などお届けしている先は多岐に渡ります。そのため、食品の利用方法も団体によって様々です。

今回は、名古屋市内で引きこもりの子ども支援などを行っている団体でどのように利用いただいているかをご紹介します!

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「先生ここは?」「これは、2の2乗だから・・・」「あっ、そっか!」

名古屋市内にあるビルの一室。一見すると普通の学習塾のように見えますが、ここに来る中高生は不登校・ひきこもりの悩みを抱えた子ども達です。

運営するのは、名古屋市内で不登校やひきこもりの悩みを抱えた子どもとその家族を支援する「愛知PFS協会」。「ひとりひとりの未来へのサポート(Personal Future Support)」が、名前の由来となっています。活動は多岐にわたり、子どもの居場所づくりや学習支援、通信制高校に通う生徒のサポートや障害をもっている子への専門支援なども行っています。

最近注目されているのが、名古屋市から委託を受けて市内7か所で行っている生活保護世帯やひとり親世帯の子ども達への学習支援です。平日の17~19時、市の施設にある会議室を使い、親の経済状況により塾に通えない中学生に対して大学生や社会人ボランティアが無料で勉強を教えています。

育ちざかりの子ども達にとっては、ちょうどお腹がへる時間帯です。さらには、2時間集中し続けるのは大変です。そこで休憩時間にボランティアと子ども達が一緒に軽い食事をとります。ここで提供されるのが、企業・個人から2HNへ寄付いただいたパンやお茶、お菓子等です。

こういった食品はスタッフの方に毎週引取に来ていただき、学習支援で使うパンやお茶、居場所でお昼ごはんとして使うカレーやポテトサラダ等、必要に応じて仕分けした後それぞれの活動で有効に使われています。

 

 

食べ物があることで、どんな効果があるのか尋ねてみました。

「一緒にご飯を食べることで、子どもとの関係をつくりやすくなります。」
「パンを食べながら『今日学校でさー!』やお茶を飲みながら『お母さんがね・・・』など、ぽろっと本音を話してくれたりもします。」

さらには、運営面でも助かっているとも。

「毎週食品をいただけることで、私たちスタッフが食べ物の心配することが無くなり、結果的に子どもたちのサポートに集中できるようになりました。」

最後に、フードバンクの食品を活用するにあたり気を付けていることを尋ねてみました。

「これ(フードバンクからの食品)を当たり前にしたくないです。2HNの皆さんをはじめ、色々な大人達が支えてくれていることを、子ども達に伝えたいからです。」

愛知PFS協会の生徒のみなさんからは、感謝の気持ちとしてセカンドハーベスト名古屋に贈り物を何度かいただいております。手作りの紙製リースや、ビーズアイロン作品など、とても細やかで素敵なものなので、事務所の壁に飾っています。

 

私たちの活動は、利用いただける方々がいなければ成り立ちません。いつも食品のご利用ありがとうございます!

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一般社団法人愛知PFS協会
愛知県名古屋市中区栄1丁目26-8GS白川公園ビル5A
TEL:052-228-0280
URL:http://www.aichi-pfs.org

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